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北極星と北斗七星の見つけ方

北極星はほとんど動かず、いつも真北の空にあります。高さはその場所の緯度とほぼ同じです。北斗七星とカシオペヤ座は、北極星のまわりを1日にほぼ1周します。東京の20時に北斗七星がどの方角・高さに見えるかを月ごとに、49地点の北極星の高さを表にしました。日付と時刻を選べる計算もあります。


北極星の見つけ方

まず北斗七星を探します。ひしゃくの形に並んだ7つの星です。ひしゃくの先(水をくむ側の端)の2つの星を結び、その間隔を約5倍のばした先に北極星があります。2つの星の間隔は5.4度、そこから北極星までは28.7度です。

北極星はこぐま座のα星で、明るさは2.0等。とくに明るい星ではありませんが、北の空には明るい星が少ないので、見つければわかります。北斗七星が低くて見えにくいときは、北極星をはさんで反対側にあるカシオペヤ座(カシオペア座)を目印にします。

北極星を見つけたら、そこからまっすぐ地平線へ下ろした方向が真北です。北極星の方位が真北からずれるのは、東京で0.8度以内です。

北極星の高さは緯度とほぼ同じ

天の北極の高さは、その場所の緯度に等しくなります。北極星は天の北極から0.6度ほど離れていて、そのまわりを反時計回りに1日にほぼ1周します。そのため北極星の高さは1日のうちに1.2度だけ変わります。東京では35.1〜36.3度、札幌では42.5〜43.7度、那覇では25.6〜26.9度です。

北斗七星は北極星のまわりを大きく回るので、南の地点ほど1日のうちに地平線の下へ沈む星が増えます。7つの星が1日中沈まないのは札幌、根室、青森です。東京では1日のうちに2個が沈み、小笠原(父島)、那覇では7個すべてが沈みます。

北極星の高さと北斗七星で沈む星(49地点)
地点北極星の高さ真北からのずれ北斗七星で沈む星
札幌42.5〜43.7度0.8度なし
根室42.7〜44.0度0.8度なし
青森40.2〜41.5度0.8度なし
盛岡39.1〜40.3度0.8度1個
仙台37.7〜38.9度0.8度1個
秋田39.1〜40.4度0.8度1個
山形37.7〜38.9度0.8度1個
福島37.2〜38.4度0.8度1個
水戸35.8〜37.0度0.8度1個
宇都宮36.0〜37.2度0.8度1個
前橋35.8〜37.0度0.8度1個
さいたま35.3〜36.5度0.8度2個
千葉35.0〜36.2度0.8度2個
東京35.1〜36.3度0.8度2個
小笠原(父島)26.5〜27.7度0.7度7個すべて
横浜34.9〜36.1度0.8度2個
新潟37.3〜38.6度0.8度1個
富山36.1〜37.3度0.8度1個
金沢36.0〜37.2度0.8度1個
福井35.5〜36.7度0.8度1個
甲府35.1〜36.3度0.8度2個
長野36.1〜37.3度0.8度1個
岐阜34.8〜36.1度0.8度2個
静岡34.4〜35.6度0.8度2個
名古屋34.6〜35.8度0.8度2個
津34.1〜35.4度0.8度2個
大津34.4〜35.6度0.8度2個
京都34.4〜35.7度0.8度2個
大阪34.1〜35.3度0.8度2個
神戸34.1〜35.3度0.8度2個
奈良34.1〜35.3度0.8度2個
和歌山33.6〜34.9度0.7度3個
鳥取34.9〜36.1度0.8度2個
松江34.9〜36.1度0.8度2個
岡山34.1〜35.3度0.8度2個
広島33.8〜35.0度0.7度3個
山口33.6〜34.8度0.7度3個
徳島33.5〜34.7度0.7度3個
高松33.8〜35.0度0.7度3個
松山33.2〜34.5度0.7度3個
高知33.0〜34.2度0.7度4個
福岡33.0〜34.2度0.7度4個
佐賀32.7〜33.9度0.7度4個
長崎32.2〜33.4度0.7度5個
熊本32.2〜33.4度0.7度5個
大分32.6〜33.9度0.7度4個
宮崎31.3〜32.5度0.7度6個
鹿児島31.0〜32.2度0.7度6個
那覇25.6〜26.9度0.7度7個すべて

自分で計算する

北極星の右下・柄は下

北の空を向いたときの北斗七星の位置

北斗七星の方角 北北東
北斗七星の高さ 0〜24度
カシオペヤ座 北極星の左上
北極星 高さ36.3度・方位359.8度

北斗七星の方角と高さ(東京・20時・月別)

北の空を向くと、星は北極星を中心に反時計回りに1時間に約15度動きます。同じ時刻で比べると1か月に約30度ずつ回るので、北斗七星の見える方角と高さは季節で変わります。東京の20時では、春(4月)は北東の空、高さ46〜66度、夏(7月)は北西の空、高さ39〜64度、秋(10月)は北北西の空、高さ3〜11度、冬(1月)は北北東の空、高さ0〜24度です。

秋から冬のはじめの20時は、北斗七星が地平線の近くに低く、11月と12月にはひしゃくの一部が地平線の下にあります。このころはカシオペヤ座が高く、10月は55度、11月は68度の高さです(カシオペヤ座のα星)。北極星は、カシオペヤ座と北斗七星のほぼまん中にあります。カシオペヤ座のα星までは32.8度、北斗七星の中ほど(ひしゃくの柄のつけ根の星)までは33.6度です。

「北極星から見て」は、北の空を向いたときの位置です。右が東、左が西です。「高さ」は北斗七星の7つの星のうち、いちばん低い星と高い星の高さです。

東京の20時の北斗七星(2027年、各月15日)
月方角高さ北極星から見て
1月北北東0〜24度北極星の右下・柄は下
2月北東12〜37度北極星の右・柄は下
3月北東26〜52度北極星の右・柄は下
4月北東46〜66度北極星の右上・柄は右
5月北北東63〜72度北極星の上・柄は右
6月北北西53〜76度北極星の上・柄は右
7月北西39〜64度北極星の左上・柄は上
8月北西23〜44度北極星の左・柄は上
9月北北西10〜25度北極星の左・柄は上
10月北北西3〜11度北極星の左下・柄は左
11月北8度まで(2個は地平線の下)北極星の下・柄は左
12月北北東13度まで(1個は地平線の下)北極星の下・柄は左

今日の北斗七星はどこ?

上の計算で、地点・日付・時刻を選ぶと、北斗七星の方角と高さ、北極星から見た位置、カシオペヤ座の位置、北極星の高さと方位がわかります。6時間たつと、北斗七星は北極星のまわりを4分の1周(90度)回ります。

計算について

星の位置はヒッパルコス星表から、歳差・章動・光行差を計算しています。北極星と北斗七星の7つの星、カシオペヤ座のα星の高さと方位は、国立天文台暦計算室「恒星の高度と方位」と照らし合わせました。表の高さは大気による浮き上がり(大気差)を含みます。

北の空を見上げて歩く夜に

Angel Stepはヘルスケアから歩数だけを読み、ひとつの数字にして空の上に出します。星の位置は計算しません。それはこのページの仕事です。

出典

更新日

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